アメリカが脱退したパリ協定とは何?詳しく解説してみた

先日、アメリカがパリ協定の脱退を表明しました。
今回の記事では、パリ協定について詳しく解説していきます。

そもそもパリ協定とは?

パリ協定派とは、wikipediaによると下記のように説明があります。

第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)が開催されたパリにて、2015年12月12日に採択された、
気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定(合意)。

何だが小難しいことが書いてありますね・・・。簡単に説明すると、

「国際的な地球温暖化対策のルール」、いや、もっと簡単に説明すると、

「地球温暖化対策に向けて、世界中か協力していきましょう!」という協定です。

 

また、パリ協定は地球上に存在するほぼすべての国と地域にが参加することとなっています。
(このことが、アメリカの脱退のインパクトをより強烈にしました。)

 

目標は?

パリ協定ではさまざまなことが協議されましたが、主な決定事項は下記2点です。

●世界の平均気温上昇を2度ま下げること!
●温室効果ガスの削減目標を5年ごとに提出・更新すること!

 

ちなみに、日本において、このままのペースで温暖化が進むことを前提として考えた場合、今世紀末には全国の年平均気温が4.4℃上昇し、真夏日はおよそ50日間も増えることが予想されています・・・(やばい)

 

京都議定書との違いは?

パリ協定と京都議定書の違いを比較してみます。

対象国
パリ協定:地球上に存在するすべての国と地域
京都議定書:先進国のみ

成果目標
パリ協定:5年ごとに温室効果ガス削減に対する目標を見直し、報告
京都議定書:発展途上国に対しては、温室効果ガスの削減目標はなし

 

日本はどんな取り組みをするの?

日本においては、どのような取り組みをしていく予定になっているのか見ていきます!

日本が掲げる2つの目標

2013年の数値から
● 2030年度までに温室効果ガスの排出を26%削減
●2050年には、80%削減する目標を掲げています。

んー、ずいぶんと思い切った目標設定ですね!

 

アメリカが脱退した理由とは?

先日、パリ協定からの脱退を表明したアメリカですが、どのような目標数値を立て、なぜ脱退したのでしょうか。

アメリカの目標数値

2005年の数値から
● 2025年までに 温室効果ガスの排出を26%から28%に削減する。

ちなみにアメリカは世界で2番目に温室効果ガスの排出量が多い国となっています。

 

アメリカが脱退した理由とは?

パリ協定とは、先ほども書きましたように、
地球上に存在するほぼすべての国と地域が参加することがルールとして定められたのに、また、世界で2番目の温室効果ガスの排出国にもカかわず、なぜ、アメリカが脱退することになってしまったのでしょうか。

 

脱退理由:アメリカの石炭産業への配慮

そもそも、温室効果ガスを発生させる原因として挙げられているものとしては、

石炭石油天然ガスなどが挙げられるのですが、
その中でも、石炭がパリ協定離脱を宣言したトランプ大統領と大きく関わってきます。

トランプ大統領が大統領選挙時期に、石炭産業に対して、

●産業の復活

●雇用の回復 の2点を宣言しています。

 

このような背景には、アメリカの石炭生産量の減少があります。
実際、アメリカ国内にて、発電時に使用する石炭の量は年々減少傾向にあり、その代わりに天然ガスなどが台頭してきています。

これらのことより、石炭産業の復活を目指すトランプ大統領にとって、パリ協定は厄介な存在であったのではないかと推測できます。

 

またそのほかにも、
●そもそも温室効果ガスと地球温暖化の関連自体が疑わしい、
(地球自体は氷河期に向かっているとの話もあります)

●温室効果ガス排出量世界1の中国への取り組み対する不満
などなどがパリ協定の脱退の理由として挙げられています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。それでは下記まとめてみます!

●パリ協定とは
地球規模で地球温暖化対策に向けて取り組むためのルール

●日本の目標
・2030年度までに温室効果ガスの排出を26%削減!
・2050年までに、80%削減する目標を掲げています。

●アメリカのパリ協定脱退理由
・石炭産業への配慮
・温室効果ガスと地球温暖化の相関関係を否定
・温室効果ガス排出量世界1位の中国に対する取り組みへの不満